よくある症状

充血・白目が赤い

充血・白目が赤い白目や結膜の充血は、多くの場合結膜炎が原因とされ、結膜炎には感染性やアレルギー性があります。他の充血の原因はコンタクトレンズの使用やドライアイ、虹彩炎、強膜炎、点状表層角膜症なども挙げられます。
結膜下出血は、白目の一部分だけが真っ赤になりますが、しばらくすると自然に治癒することが多いです。結膜弛緩症が原因であれば、同じ症状が何度も繰り返される場合もあります。

痒み

痒み眼の痒みがある場合、感染性結膜炎やアレルギー性結膜炎などの可能性があります。感染性結膜炎の場合は、目を触らないように注意してください。アレルギー性結膜炎の場合は、症状が起きるアレルゲンを特定し、可能であれば日常生活でのアレルゲンの除去を心がけましょう。

まぶしく感じる

夜間の自動車のライトがまぶしく感じることや、以前は気にならなかったものがまぶしく感じるようになった場合、白内障の可能性があります。白内障は濁った水晶体が乱反射を起こすことでまぶしさを感じます。
角膜が傷ついてしまっている場合は、まぶしさと同時に痛みが伴うことがあります。結膜炎による炎症やドライアイによる目の表面の乾燥もまぶしさを引き起こすことがあります。
糖尿病網膜症や加齢黄斑変性などで網膜機能が低下するとまぶしさを感じることがあります。

視野が欠ける

視野が欠ける視野欠損が起こる主な疾患としては緑内障が挙げられ、視力低下や最悪の場合失明に繋がることもあります。
緑内障は、網膜の視神経に障害が起きて徐々に視野が欠損する疾患であり、初期段階では自覚症状がないことが多く、片眼に発症してももう片方の目で補おうとするため、気づいた時には深刻な状態になっていることもあります。40歳以上では緑内障を発症するリスクが高まるため、定期的に検診を受けることが大切です。
また網膜静脈閉塞症、網膜剥離なども、視野欠損の原因疾患として挙げられます。
これらの疾患は、早期発見・早期治療が重要ですので、少しでも異常を感じた場合は、当院までご相談ください。

目やにが増えた

結膜炎では目やにの増加が見られ、充血やまぶたの腫れも伴っている場合は、早めに眼科を受診することが望ましいです。ウイルス感染の場合は感染力が強いので注意しましょう。自己判断で治療を中止しないで、医師の指示通りに治療を行いましょう。

視力が落ちた

スマートフォンやパソコンの長時間使用や細かい作業によって、目に疲労が溜まると一時的な視力低下が起こることがあります。しっかりと目を休めることで回復することが多いですが、目を休めても治らない場合は、白内障や緑内障、屈折異常による近視、遠視、老眼、糖尿病網膜症、網膜剥離、網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性、黄斑前膜、黄斑円孔などの目の病気が疑われます。
特に急激な視力低下を感じた場合は、重篤な病気が潜んでいる可能性がありますので、早急に受診してください。

ごみのようなものが見える

ごみのようなものが見える糸状のものが舞っているように見える、目の前に黒いものが浮かんで見えるなどは、飛蚊症の可能性があります。
飛蚊症は、視線を動かしても黒いものがついてくるように見え、暗い場所では見えないですが明るい場所でははっきり見えます。
これらの症状は、眼球内の硝子体に濁りができることが原因で、ほとんどは加齢などの生理的な現象ですが、網膜剥離や眼底出血などの深刻な眼科疾患の初期症状として現れることもあります。
もし、症状が治まらず、黒い点の数が増える、大きな影のようなものが見えるなどの症状が現れた場合は、当院までご相談ください。

できものができた

できものができたまぶたの一部分が腫れている場合は、霰粒腫や麦粒腫が原因かもしれません。
麦粒腫はまぶたの脂肪や毛根が分泌するマイボーム腺が細菌感染を起こすことで発生します。治療方法は軽度の場合は薬物療法が行われ、抗炎症薬の点眼や抗菌薬、眼軟膏が使用されます。ただし、症状が悪化した場合は膿を取り除くための手術が必要となります。
霰粒腫の場合、マイボーム腺が何らかの理由で詰まったり、分泌物が溜まったりすることで発生します。麦粒腫と同様の症状が現れますが、通常は経過観察が主体となります。ただし、症状が悪化した場合には、手術によってしこりを切除することがあります。
目の腫れが気になる場合は、当院までご相談ください。

目のかすみ

目のかすみが一時的に起こる場合は、ドライアイ、結膜炎による目やに、眼精疲労などの可能性があります。
しかし、目のかすみが常に出ている場合はメガネやコンタクトレンズ、老眼の度数が適切でない、白内障や緑内障、ぶどう膜炎、網膜の病気、黄斑の病気などの可能性もあります。年齢や疲れが原因と考えて放置してしまうと、危険な状態になることもあるので、症状が続く場合は当院までご相談ください。

歪んで見える

視界が歪んで見える場合は乱視の影響や、加齢黄斑変性症や中心性漿液性網脈絡膜症、黄斑前膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、網膜剥離、網膜静脈閉塞症、変視症などの疾患も原因として考えられます。
歪みは網膜の黄斑部に異常が起こることで発症します。
これらの疾患は治療によって完全に視力を取り戻すことは難しいため、症状の進行を遅らせ、障害が広がらないようにする治療を行います。そのため、異変を感じたらできるだけ早く当院にご相談し、早期発見・早期治療に努めましょう。

まぶたが痙攣する

眼瞼ミオキミアは無意識にまぶたが細かく痙攣する症状が現れる疾患で、目の疲れや睡眠不足などが原因で生じます。まぶたをしっかり休ませることや十分な睡眠を心がけることが重要です。スマートフォンやパソコンなどで目を酷使している場合は、適度な休憩をとるようにしてください。しかし、休息をとっても症状が改善しない場合は眼瞼痙攣の可能性があります。

目が乾く

目が乾く目の乾きは、ドライアイが考えられます。ドライアイは、目の渇きだけでなく、目の疲れやかすみなどの症状が現れます。
ドライアイは涙の供給サイクルに異常が生じ、それによって涙の供給不足や質の低下などが引き起こされます。以前は加齢が主な原因とされていましたが、最近ではエアコンやスマートフォン、パソコンなどの長時間使用が増えたことなども原因として考えられます。
治療は医師が指示する目薬を点眼して頂きますが、合併症がある場合はそれに合わせた治療も同時に行われます。

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