緑内障手術

葛西駅前たなか眼科では日帰りで緑内障手術に対応しております

手術点眼などの薬物療法から始め、その効果が不十分な場合や継続困難な場合には、手術やレーザー治療を検討します。
当院では、日帰りで緑内障手術を行っており、場合によっては白内障手術と同時に行い、患者様の負担を軽減しています。
眼圧を下げるために、眼の中の水(房水)がスムーズに流れるように、通路や出口を拡張する手術を行うこともあります。視神経は一度障害されると回復が難しいため、完全な視野回復は望めないですが、点眼、内服、レーザー光線、手術などで眼圧を下げることができます。

緑内障手術の種類

白内障術併用緑内障マイクロデバイス(アイステント)

アイステント(iStent)は、極小の金属製チップ(重さ:0.00006g)をシュレム管に挿入することで房水の通りを改善します。金属ですが、MRI検査を受けることが可能です。白内障手術を行った後、専用の挿入器具を使用して挿入することで、術後の回復が早く、眼圧低下と視機能の改善を期待できるのがメリットです。

線維柱帯切開術【トラベクロトミー】

眼圧を下げるために、目詰まりした線維柱帯を切開して房水の流れを改善する手術です。切開された線維柱帯を通って房水がシュレム管へ集まり、静脈へ流れます。器具が細いため、角膜(黒目)の小さな創から挿入し、切開することができ、結膜を傷つける心配がありません。白内障手術との同時手術が多いですが、単独手術も可能です。手術後、ほとんどの方は数日で回復しますが、出血が起こることがあり、数日間は霞んで見えることもあります。

チューブシャント手術

眼の中にチューブを留置し、房水をプレートから結膜下の眼球周囲深部に流す手術です。
緑内障チューブシャント手術は新しい緑内障術式として認可され、近年徐々に施工数が増加しています。
繊維柱帯切除術と比べ、合併症の頻度・程度がより少なく、安全性の高い治療です。

緑内障手術後

手術後は30分でご帰宅いただけます。手術の翌日からは眼帯を外して、通常の生活を送ることができます。ただし、洗顔、洗髪、化粧は通常7日目から可能です。(個人差がありますので、医師の許可を得てください。)車の運転が必要な場合は、医師にご相談ください。手術後に一時的に視界不良になる場合があるためです。

緑内障は長期的な管理が必要であり、数年後には追加手術が必要な場合がありますが、定期的な検査を受けて必要な処置を早めに受けることで予防できます。緑内障は放置すると失明に至る可能性があり、治療に成功しても現状を維持することに留まるため、当院では早期発見・早期治療に力を入れています。

TOPへ