こんにちは。葛西駅前たなか眼科院長の田中宏樹です。
第8回となる今回のテーマは、眼瞼下垂(がんけんかすい)についてです。
「最近、目が小さくなった」「いつも眠そう」。鏡を見てそう感じたことはないでしょうか。
視野の妨げや頭痛など、身体への影響につながることもあるこの病気について、日帰り手術や新たな点眼治療など詳しくお話します。
眼瞼下垂ってどんな病気?
眼瞼下垂とは、上まぶたが下がり、目を開けにくくなる病気で、先天性と後天性に分けられます。
後天性の一つ、腱膜性眼瞼下垂は、加齢やハードコンタクトレンズの長期装用などで、まぶたを上げる筋肉の力が伝わりにくくなって起こります。
下がったまぶたが瞳孔にかかると視野が妨げられ、物にぶつかったり、信号が見えにくくなったりすることも。
特に高齢者は、日常生活に影響する可能性があります。
見えにくさを補うために、無意識にあごを上げたり、目を開けようとして、おでこや眉毛に力を入れたりすることがあります。その状態が続くことで、目の疲れや頭痛、肩こりなどにつながることもあります。
治療方法は?
症状や診断によっては、保険適用の日帰り手術が可能です。
術式には、大きく分けて二つのアプローチがあります。
一つは、緩んだ腱膜を修復し、まぶたを引き上げる機能の改善を図る「挙筋腱膜縫着術(きょきんけんまくほうちゃくじゅつ)」。
もう一つは、加齢などによってたるんだ余分な皮膚を切除する「眉毛下皮膚切除(びもうかひふせつじょ)」です。
まぶたの状態や症状、患者の希望を踏まえて治療方法を検討し、術後は通常約1週間後に抜糸します。
腫れや内出血の程度や回復までの期間には個人差があります。
『年齢のせいだから仕方ない』と我慢している方も少なくありません。
眼瞼下垂は、見えにくさだけの問題ではありません。まぶたが下がることで、眠そうに見えたり、表情が暗く見えたりすることもあります。
治療をするかどうかも含め、まずは困っていることを聞かせてください 。
手術以外に、新たに承認された点眼治療も
手術以外の治療として、2025年 12月に国内で新たに承認され、2026年5月に販売が始まった後天性眼瞼下垂治療用の点眼薬も登場しています。
まぶたを上げる筋肉の一つであるミュラー筋に作用し、通常は1日1回点眼します。
すべての眼瞼下垂が対象になるわけではなく、原因や症状などを確認したうえで、医師が適応を判断します。
※後天性眼驗下重治療用の点眼薬には、眼瞼のかゆみ、結膜充血、目のかすみ、まぶしさ、血圧や脈拍数の変動などが生じることがあります。
心血管系疾患や閉塞階角緑内障のある方、妊始中·授乳中の方、ほかの某を使用している方は、事前に医師へお申し出ください。
適応や使用方法は診察のうえで判断します。
※長期間使用する場合は、定期的にまぶたの状態や症状の変化を確認します。
葛西駅前たなか眼科では、患者様お一人おひとりに寄り添い、最適な治療をご提案させて頂きます。
目元の重さや見づらさを感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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